脱毛サロンで用いられている光脱毛(フラッシュ脱毛)。
脱毛に興味を持ってネット検索をしていると、『光脱毛は効果がない』という意見を目することがあるかもしれない。
しかし、それをネット情報だけで判断するのは脱毛の見極めとしては損しているんじゃないかな?!と思うのですよ。
実際には『光脱毛(フラッシュ脱毛)』でも、きちんと効果があるものです。
【ゲイ脱毛学園】学園長の営む脱毛サロンでも、もちろん光脱毛を導入していて、その効果は自身でも満足しているし、ワンランク上の脱毛を目指す美容意識の高いゲイ・バイセクシャルのお客様にも、脱毛効果に喜んでいただけているのが事実です。
では、どうして「光脱毛は効果がない」と言われる意見が出てくるのか?
その理由を脱毛のプロの立場から解説していきましょう。
光脱毛は効果がないと言われる4つの理由
[chat face=”icon-150×150.png” name=”ヨナガ” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]その理由は4つに集約できるので順に紹介していきましょう。[/chat]光の出力と理想の脱毛を感じるまでに回数がかかるため
光脱毛のメカニズムは、レーザー脱毛と同じく、毛のメラニン色素に反応する光を照射し、光の持つ熱エネルギーで毛を生成している細胞のはたらきをストップさせることで成り立っています。
ここ光の特性図
ですが、レーザー光が「単一指向性」といって毛根の深さに応じた特定の波長の光だけを用いるのに対し、光脱毛は「複合波長」といって幅広い波長の光の中から特定の波長を抽出しているという点が異なります。
また、光脱毛で使用できる照射出力には医師法による一定の制限があるため、レーザー脱毛と比較すると「一定の脱毛状態を感じるまでに回数がかかる」傾向にあるのは事実です。
ヒゲ脱毛の場合:ヒゲ剃りが楽になり始まるまで
ヒゲが薄くなったり、生える面積が縮小して、毎日のヒゲ剃りが楽になってきたと感じるまでにかかる回数は一般的に、光脱毛で6回、レーザー脱毛で5回程度が目安です。
*ナナイロ脱毛部の収集したデータに基づく
体毛の場合:スベスベになるまで
ヒゲより元々生える毛が細くメラニン色素の薄い体毛は、脱毛の完了までにかかる回数は一般的に、光脱毛で6回、レーザー脱毛で4回程度が目安です。
*ナナイロ脱毛部の収集したデータに基づく
つまり、「脱毛に通う回数」という目線で見ると、
光脱毛はレーザー脱毛の1.5〜2倍程度の回数がかかるということになります。
*後述する光脱毛の方式によってはさらに回数がかかる場合があります
そのため、レーザー脱毛に通っている人が「ヒゲ脱毛は5回くらいで満足した」というような話を聞いて、自分が光脱毛をおこなっている脱毛サロンに通った結果、自分が思っていた「回数」で満足のいく効果を感じられずに効果がないと思ってしまうことが考えられます。
そんな人は、脱毛に通った「期間」と脱毛後の「肌の状態」を尋ねてみてください。おそらく期間は2年とか4年で、ヒゲ脱毛の後にはマスクが必須だったとおっしゃることでしょう。そして、脱毛する前の毛の状態の写真でも見せてもらえばわかる通り、脱毛の世界は個人差によって「スタート地点」も異なれば、目指す「ゴール地点」も異なります。
脱毛に通うところの選び方を回数以外の観点から見れば
クリニックの「永久脱毛」というキャッチコピーによる差別化
毛深いことに悩んでいる人にとっての魅惑のフレーズ【永久脱毛】。
[chat face=”icon-150×150.png” name=”ヨナガ” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]脱毛について調べていたら、必ず目にするフレーズですよね。[/chat]この【永久脱毛】というフレーズが使用できるのは医師法という法律で…
[2col-box] [2-left][box01 title=”使用可能”]医療脱毛・医療脱毛クリニック・美容整形外科・皮膚科といった、医師のおこなう医療行為に属するところ。[/box01][/2-left] [2-right][box02 title=”使用不可能”]脱毛サロン・脱毛エステといった、業務用脱毛機を扱う医師以外のおこなう医療行為に属さないところ。[/box02][/2-right] [/2col-box]…といったように厳密に定められています。
業務用光脱毛機は医療機器ではないので、医師免許が不要な脱毛サロンやエステサロンでも導入することが可能です。
これに対し、レーザー脱毛機は医師免許が必要な医療機器に属するためクリニック(医療機関)で医師しか扱うことが認められていないという違いがあります。
[chat face=”icon-150×150.png” name=”ヨナガ” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]実際、クリニックの医療レーザー脱毛の施術は医師ではなく看護師さんがおこなうことが圧倒的に多いんですけどね…[/chat]脱毛に通う消費者の立場からすると、クリニックでは厚生労働省が認めた「医療機器」を用いているという設備面での不安が払拭された機材が揃えられる環境にあるのは事実です。
こうしたことから、メンズ脱毛クリニックがメンズ脱毛という限られた市場の中で、クリニックがセールスをおこなう時に、ライバル関係になるメンズ脱毛サロンやメンズエステとの差別化をはかろうとする際にはこのような表現をします。
- 医療機関なので、脱毛効果の高い医療レーザー脱毛ですよ!
- 医療機関なので、永久脱毛ですよ!
- 脱毛サロンの光脱毛は効果が低いですよ!
といったような宣伝文句を掲げることが多くなるわけです。
それによって、「脱毛サロンやエステで導入している光脱毛は効果がない」と刷り込まれてしまっていると考えられるのが一因です。
[chat face=”icon-150×150.png” name=”ヨナガ” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru”]ここできちんと理解しておきたいのが、「永久脱毛」というフレーズの意味。[/chat]毛深いことに悩んでいる人にとっては、「永久脱毛=一生涯100%一本も毛が生えなくなる」と解釈していることが多いでしょう。しかし、それは間違いです。
日本で広がっている【永久脱毛】はそのような意味でないのと、厳密にはレーザー脱毛は国際的には永久脱毛ではないという点。
[box06 title=”あわせて読みたい”] [/box06]一部のクリニックでは、医療レーザー脱毛では痛みに絶えられない人や肌の敏感な人のために、光脱毛方式(IPL光脱毛に限る)を導入しているところもあるくらいです。
導入している業務用光脱毛機の性能のばらつき
日本には、1997年に医療レーザー脱毛、1998年に脱毛サロンの光脱毛が普及しはじめました。
当初は女性のムダ毛処理のニーズが主流で、「男が脱毛だなんて?!」という時代背景もあったものの、2000年代後半からメンズ脱毛という文化も徐々に浸透し、市場も拡大してきました。
特にこの数年では、有名サッカー選手や海外の男性が身だしなみにしている「ハイジニーナ(男性の陰部脱毛)」も話題になるほどの時代で、ゲイ・ノンケを問わずメンズ脱毛に興味を持つ男性も増えています。
当時は使用される業務用脱毛機もほとんどが女性の薄くて少ないムダ毛を生えなくする脱毛効果しかなかったため、男性特有のヒゲや濃くて太いムダ毛への脱毛効果の低い機器しか流通していませんでした。
しかし、2010年代のメンズ脱毛市場の拡大にともなって、男性のムダ毛に特化した業務用脱毛機が開発されるなど進化をしていて、男性特有のヒゲや濃くて太いムダ毛でも脱毛効果を得られるようになりました。
ややこしいのは光脱毛に3つの方式があること。男性のムダ毛に効果のある方式は?
2010年代後半、脱毛サロンやエステの世界にはおもに3つの脱毛方式が存在している。
光脱毛=1種類と思っていたら驚くかもしれない。
脱毛サロンの光脱毛を選ぶのに適している人の見極め方
では、あなたが「脱毛したい」と思ったときに、
脱毛サロンの光脱毛を選ぶのに適しているかどうかの判断として参考にしていただきたいことを紹介しましょう。
- 安く脱毛したい
- ヒゲ以外の広い範囲の脱毛をしたい
- なるべく痛みの少ない方法で脱毛をしたい
- 少ない回数で脱毛したい
- 医療機関で医師による脱毛をしたい
- 1回あたりの効果を優先したい
- 細部のデザインにこだわったヒゲ脱毛をしたい
また、「肌が非常に弱いけれど医師による施術を受けたい」という人には、選択肢は少ないものの業務用光脱毛機を導入しているクリニックもあるので、そうしたところを選ぶこともできます。
ただし、費用はレーザー脱毛同等に高くなります。